【ソウル】ジョン・チョイ氏(30)は当地のナイトクラブに入場した際、新型コロナ対策の手順に従った。彼はマスクを着用し、体温検査をし、入り口で個人情報を記入しようとペンを手にとった。しかし、記入用紙を眺めた際に彼は、偽名として書いたと思われる有名人たちの名前を目にした。  彼のクラブ仲間たちには、個人情報を明かしたがらない理由があった。彼らの大半は、韓国の性的少数者(LGBT)コミュニティーの人々であり、その多くは今も家族や同僚に対し、LGBTであることを隠している。性別や性的傾向について伝統的な考えに固執することの多い社会の中で、色眼鏡で見られることを恐れているからだ。