学校法人「森友学園」が建設中だった小学校校舎
学校法人「森友学園」が建設中だった小学校校舎 Photo:Anadolu Agency/gettyimages

学校法人「森友学園」に国有地が大幅値引きで売却された問題において、価格決定の裏付けとなったのが不動産鑑定士による不動産鑑定評価だ。大阪府不動産鑑定士協会は、この問題にかかわった鑑定評価について、第三者委員会による調査報告書を公表した。そこから明らかになったのは、不動産売買額を鑑定評価額から8割超も値引きし、買い取り直後に不動産評価を購入額の10倍にするという「魔法」のトリックだ。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

森友問題の不動産鑑定評価で
第三者委員会が調査報告書

 不動産売買額を鑑定評価額から8割超も値引きし、買い取り直後に不動産評価を購入額の10倍にするという魔法のような術がある。学校法人「森友学園」を巡る問題で、それはなされた。

 大阪府不動産鑑定士協会は5月中旬、森友問題にかかわった鑑定評価について第三者委員会の調査結果を公表した。2019年11月から開始した調査をとりまとめた報告書はそのトリックを解き明かした。

 まずは、国有地の売買額を鑑定評価額から8割超、額にして8億円値引きした方法である。