下手でも、つまらなくても、とにかく口にしたり行動したりする
勇気が、成長への近道です。

『徒然草』を書いた兼好法師も、能の修行をする人を例に挙げ、次のようなことを書いています。

「上手くなってから人に見せようと思っている人は駄目だ。下手なときから、恥をかいてもいいから、どんどん人に見せる。そういう人が上達するのだ」

 アウトプットしない限りは、試されることがありません。本当の実力もわからないですし、改善の余地を見つけることもできません。だから、まずはとにかく勇気を持ってアウトプットすべきです。

 そして、周りの人がアウトプットしたときには、上手いか下手かを一切問わず、勇気をたたえるようにしましょう。むしろ、下手なアウトプットをした人のほうが偉いとさえいえます。

 歌が上手い人が人前に出るのは勇気がいりませんが、下手な人が人前で歌うのは勇気のある行為だからです。

大切なのは下手でもつまらなくても、とにかくアウトプットしてみること

「アウトプットは質より勇気」。すべての日本人がアウトプットする勇気を持ったら、国全体の知的水準が一気に上がるはずです。

大切なのは下手でもつまらなくても、とにかくアウトプットしてみること