「どうやって美しさを保つ?」「50代で結婚できる?」「年老いた親をどうする?」「50代で仕事を失ったら」「大人であることのメリット」……など、大人の女性のリアルを綴ってフランスで大人気となったブログを元に生まれた書籍『大人が自分らしく生きるためにずっと知りたかったこと』が、6月3日に発売。化粧品とテクノロジーの進化により、母親世代よりもずっと若く美しくなった私たちですが、アクティブに人生を楽しんでいるように見えて、「みんな言わないけど、本当はどうしてるの?」「これって私だけ?」と密かに気になっていることがたくさんあるはず。この連載では、誰も教えてくれないリアルな恋愛事情と、大人としてのお作法について、著者の体験を元に紹介していきます。物語は、50代独身の著者の恋愛とともに進行――。いい男はどこに? 行方はいかに?!

人の年齢は聞かない

illustration by Djohr Guedra

年齢を聞かれたくなかったら、一番いいのは、こちらも相手の年齢を聞かないこと。
フラットな関係を築きたいならなおさら。そうすれば先入観を持たずに済むし、妙なひがみも生まれない。そもそも、年齢にコンプレックスを持っているなんて、黙っていれば相手にはわからないこと。なまりと一緒で、口にしなければ気づかれないでしょう?

年齢を聞かれたら、どう返す?

そもそも、女性が年齢を明かすときは、内心必ず「とてもそうは見えないわ!」という言葉を待っているもの。それなのにそう言ってもらえなかったら?
45歳以下の女性なら「失礼ね」と感じるだろうし、55歳以下なら「まともな人じゃないわね」と考えるはず。それより歳上なら「殺す気?」と思うかも。
ところで私は、質問してくる相手によっては、こう答えて楽しんでいる。「子どもは二人。息子は4歳で、娘は18ヵ月です」。相手はとまどうか、面白がって笑ってくれる(このときばかりは、「とてもそうは見えないわ」なんて言われたら相手を殴ってしまうかも!)。こうした冗談は質問をはぐらかすのには役立つ。たいていの人はちょっと笑って、話題を変えてくれる。それでもしつこく聞いてくるのは、本当に図々しい人くらい。
いずれにしても、いまはネットで探せば、細かな経歴までわかってしまう。たとえば「1985年に大学を卒業しているじゃない。そのとき歳のわけがないでしょ!」とか。

また、子ども関連の情報はネットと切り離すのが難しいので、そこから真実があらわになりやすい。でも幸いに(もしかすると残念ながら?)、誰もがあなたに興味を持っているわけじゃない。だから、年齢に関しては、気負わずに対処しよう。隠さず、いら立たず、傷つかず。そして、穏やかそうなのに無神経な人――その手の人は男女問わずいる――がズケズケと年齢を尋ねてきたら、ほほ笑んで、そんなことは聞くべきではないと気づかせてあげよう。セラピストに代わって「年齢とは抽象的なものなのよ」と教えてあげるのだ。

でも観察したところでは、人は自分より若く見える相手には決して年齢を聞かない......。

「年齢なんて気にしない」と口では言いつつ、いざ聞かれると答えるのに躊躇する......特にその場が、自分よりも若い人ばかりなら尚更!という人も多いはず。『大人が自分らしく生きるためにずっと知りたかったこと』では、ほかにも著者の実体験や、「うまいな」と思う友人たちから学んだ、年齢を聞かれた時の切り返し方や、意図せず年齢がバレてしまう落とし穴。はたまた恋愛が始まった時(とくに相手が歳下の場合)正直な年齢を伝えなくていいのか......など、フランス人ならではのウィットに富んだ大人の対応を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!