さらに、英「エコノミスト」誌の調査部門がまとめた、世界主要140都市を5つの基準で評価する「世界で最も住みやすい都市」2019年度ランキングでは、4位に大阪が入り、一方で東京は7位と、東京を上回る評価を得ています。

「お笑い」「食い倒れ」だけじゃない大阪の現在

 関西以外に住んでいる方は、関西と聞くと「お笑い」「食い倒れ」といったイメージが先行している方が多いかもしれません。しかし実は、関西には「知の拠点」と呼ぶに相応しいほど、非常に多くの最先端の科学技術基盤が集積しています。

 京都大学、大阪大学をはじめ、関西には数多くの大学があり、人口千人あたりの学生数は関西が全国一です。兵庫県には、1秒間に100京回の計算を行えるスーパーコンピュータ「富岳」が設置される理化学研究所や、世界最高性能の放射光を利用できる大型実験施設「SPring-8」、国内初のX線自由電子レーザー施設「SACLA」など、日本の中でもきわめて希少な施設があります。

 また、大阪・京都・奈良にまたがる「けいはんな学研都市」には、3D映像で有名なNICT(情報通信研究機構)、脳情報科学・知能ロボットのATR(国際電気通信基礎技術研究所)など、キラッと光る個性を持った研究機関が多く立地しています。これらの施設が大阪を中心におよそ半径100㎞圏内にぎゅっと集まり、最先端設備とトップクラスの科学者が集結する関西は、世界でも屈指の先進科学技術エリアなのです。

 そういう意味では、関西で万博が開催されることは、必然と言えるかもしれません。関西の恵まれた環境を活かして、いまこの瞬間も多くのイノベーションの卵が次々に産み落とされています。

 これまでも多くの卵が大きく育って関西から世界へ発信され、海外諸国から賞賛を浴びてきました。そしていま、これまで私たちが見たこともない「イノベーションたち」の卵や、現在すくすくと育っている「イノベーションたち」がまだまだ無数に控えており、2025年大阪・関西万博で華々しくデビューしようとしています。そう考えると、何だかワクワクしてきませんか?