米コーヒーチェーン大手スターバックスは、カフェ形式の従来型店舗の一部を閉鎖し、持ち帰り専門店を増やす考えを明らかにした。これまで世界各地にコーヒーショップをオープンさせてきた同社が、手軽さとスピード重視の戦略にかじを切る。  スターバックスは10日、米国とカナダで展開するカフェ形式の店舗400店を今後1年半で閉鎖・改装・移転する計画だと明らかにした。同社幹部によると、閉鎖する店舗1店につき少なくとも1店を別の場所にオープンする。持ち帰り専門店は1年半で40~50カ所に出店する方針だ。同社は現在、米国とカナダを含む米州部門で直営店約1万店を展開している。