宇多田さんが2018年7月17日にツイートしたのが下記の内容。

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有名無名問わず、誰かがメディアでした話から別の誰かが一言だけ抜き取って、文脈から切り離してネットで持ち出して、そこから少数派を除いた多くの人がソースの文脈を参照しようとしないまま自己投影に基づいた批判や擁護(つまり妄想)のたたき台にして論争が繰り広げられる現象にまだ名前ないのかな
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 これについて、それは「ストローマン論法」と指摘するリプがあったのだ。宇多田さん自身もその後、「ストローマン、または藁人形論法という言葉を初めて知ってスッキリした!」と呟いている。

 例えば、何かの問題を訴えている人がいるとき、その人がさも極論を言っているかのように発言を切り抜けば、反論はそれだけ容易になる。日本人ユーザーの中でも「また藁人形をぶっ叩いている」といった表現を見かけることがあり、これの意味するところは「倒しやすい虚像を作り上げて倒している」である。

チェリー・ピッキング
つまみ食い

 自分の意見に都合の良いところだけ取り出す、という意味ではストローマン論法に似ている。ただしこちらは、自分の弁論に都合の良いデータ・意見・エビデンス・現象などだけをピックアップするという意味。

みかんさんチーム:「りんごさんチームの売り上げは10万円、みかんさんチームは100万円。みかんさんチームの方が優秀だということは、このことからわかります」
りんごさんチーム:「でもりんごさんチームのメンバーは、みかんさんチームの20分の1しかいないんですよ……!」
みかんさんチーム:「(無視)」

 誰でも知っているようなデータの「つまみ食い」なら判別しやすいが、専門的な分野となると、それがつまみ食いなのかどうか、専門外の人からはわかりづらくなる。

クオート・マイニング
作為的な引用

 これも、ストローマンと似た意味の言葉。論破したい人の発言を、元の印象とは違うような印象を含ませて引用すること。

 例えば、あるAという問題について訴えている人が、「これについてどう思いますか?」「皆さんと考えたい」と発言したとする。