三菱のSUV作りの豊富な経験が
存分に生きているスタイリング

 スタイリングは、三菱が各車に採用している“ダイナミックシールド”というフロントマスクが目立つ。デリカD:5のマイナーチェンジでこのマスクを見たたときは驚いたが、昨年のeKクロスや今回のeKクロス・スペースの場合は、当初からこのデザインを想定して開発したからだろうか、違和感がないまとまりになっている。

 アイボリーとオレンジの2トーン塗装(op8万2500円)にも好感を抱いた。ルーフを塗り分けた2トーンは、多くの場合、白や黒が一般的。この配色は上質感をアピールしながら存在感もある。絶妙なコーディネートだ。

 ルーフレール(op2万7500円)を装着した試乗車のスリーサイズは3395×1475×1800mm。標準仕様のeKスペースと比較すると最低地上高は155mmで同値。全高はオプションのルーフレール分だけ高い。だがホイールアーチとサイドシルをブラック、前後バンパー下端をシルバーとした演出効果で、車高を上げているようなちょっぴりワイルドな感覚を受ける。スタイルは適度に力強い。三菱のSUV作りの豊富な経験が存分に生きている。

三菱eKクロス・スペースTリアビュー
全長×全幅×全高3395×1475×1800mm(ルーフレール装着車) 車重970kg 最小回転半径:4.8m ボディカラーは全13種

 試乗車の内装はオプションのプレミアムインテリアパッケージ仕様(op5万5000円)。オレンジのステッチを入れたブラウンの合成皮革をインパネ、ドアトリム、シートの一部に取り入れており、上級ブランドのSUVを思わせる上質な雰囲気を実現していた。

三菱eKクロス・スペースT前席
室内長2200mm シートはクッション性に優れた快適設計 後席は左右独立320mmのスライド&リクライニング機能付き 低床設計により乗降性優秀
三菱eKクロス・スペースTリアシート