――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト ***  アップルの話題と言えば、過去10年は概して「iPhone(アイフォーン)」に関することだった。しかしその間にアップルは巧みな「技」を習得した。約10億人のiPhone所有者に、戦略的に拡大してきたiPhone以外の製品やサービスにお金を使わせる方法だ。  同社はiPhoneの会社から、端末、ウエアラブル製品、各種サービス、アクセサリー、決済、金融、体験を手掛ける会社へと変貌した。  こうした事業の多角化は不可欠だ。