セミリタイア後の生活費や老後資金
使える資金は、いくら?

 予想される大まかな出費が整理できたところで、Dさんがセミリタイア後に使える資金を試算します。

 総貯蓄額の7142万円に、教育費専用の貯蓄430万円を加えた7572万円から、イベント費用3100万円を差し引くと4472万円になります。これが、Dさんがセミリタイア後に使える資金です。

退職後の収入・家計収支を試算
セミリタイアは可能なのか?

 最後に、セミリタイア後の収支を試算します。年収200万〜300万円で想定しているとのことなので、高い方の年収約300万円(月収25万円)で働いた場合で考えてみましょう。

 Dさんの現在の家計支出は月額55万円ですが、今後10万円の節約を目標にしているとのこと。そのため、支出は月額45万円で試算をします。Dさんの場合、68歳まで住宅ローン(月12万円)を支払うため、支出合計は45万円+12万円=57万円になります。

 収入は25万円、支出は57万円ですから、月に32万円の赤字です。年間赤字額は32×12=384万円まで膨れ上がります。

 この赤字全てを、セミリタイア後に使える資金4472万円から賄う場合、4472万円÷384万円=11.6、つまり約11年半後には金融資産が底を突いてしまうのです。この時、Dさんはまだ65歳。とてもセミリタイアできる状況ではありません。