シニア1万人に聞いた「50代の過ごし方を後悔している理由」トップ350代は、40代の延長ではない。“50代モード”にシフトチェンジする必要がある(写真はイメージです) Photo:PIXTA

“人生100年時代”の折り返し地点である50代。50代になると、役職定年や早期退職、親の介護、自身の健康といった今までになかったテーマと向き合わなければなりません。さらに、昨今の新型コロナ禍で仕事面も経済面も先行きが見えない中を生きていくには、これまで通りの働き方・生き方をシフトチェンジする必要があります。そこで今回は、ベストセラー著者・大塚寿氏の新刊『50代 後悔しない働き方』(青春出版社)から、1万人へのインタビューで聞こえてきた「50代の後悔ランキング」を紹介します。

50代は40代の延長ではない!早めのシフトチェンジを

「年金だけでは夫婦で2000万円が不足する」

 という「2000万円問題」が物議を醸しました。しかし、「都市部で暮らすなら、2000万どころじゃないのでは?」と、だれもが感じているのではないでしょうか。

 今の65歳以上は、何だかんだ言って「逃げ切り世代」です。しかし、私たち50代は違います。お金だけでなく、スキル、人脈など含めて、「これまでの貯金で逃げ切りたいけど、残念ながら難しそうだ」と、気づいてしまいました。