『自己の軸』対策を忘れずに

 都市生活では満員電車や人間関係など、ストレスを抱えながらの生活が当たり前だ。自由な時間もあまり取れず、仕事以外でもさまざまなことを気にしなければならない中で、自然にこだわる生き方を実践することで、逆にストレスが増すことも考えられる。

 免疫力をつけることはハードルが高いように感じるが、簡単で手軽にできる方法はないものだろうか。

「食べ物でも洋服でも何でもいいんですけど、何かを考えるときに、自然に沿っているかどうかで考えればいいんだと思います。例えばこの食材とこの食材が横に並んでいるときにどっちを選ぶか。この素材の洋服にしようか、こっちの素材の洋服にしようか、というのもそうです。どちらが自然に沿っているかで判断するということから始めてもいいんじゃないかと思います」(本間医師)

 ではそういった生活を続け、免疫力を高めることができれば、うがい、手洗い、マスク、ソーシャールディスタンスを守るという生活を継続しなくてもよくなるのだろうか。

「感染対策には2種類あることをまず念頭に入れてください。1つは感染を防ぐという対策。もう一つは感染をしても大丈夫という対策で、私は2番目を強調しています。感染を防ぐのは自分の外側である『他者の軸』で、自分の力、免疫力を上げて感染防御力を強めるのは内側で『自己の軸』だと説明をしています。もちろん感染対策には両方が大事ですが、ほとんどの人は最初の方の感染をいかに防ぐかという視点しかないように思いますね。リスクが高い人でも自然に沿った生活をすることによって、重症化のリスクをかなり下げることができると思います」(本間医師)