海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、フランス・ロワールを代表する古城「シャンボール城」の歩き方を紹介します。全長1012kmの大河、ロワール川の西部流域一帯は、ルネッサンス時代の古城が点在する、風光明媚な場所として知られます。なかでも2019年に着工から500周年を迎えたシャンボール城は、その規模と美しさにおいて群を抜き、訪れる人を魅了しています。(文/オフィス・ギア 写真/オフィス・ギア、iStock)
2020年6月12日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方ニュース&レポート』では、昨今の世界情勢をふまえ観光地情報の発信を抑制してきました。しかし、2020年5月31日で「期間限定の電子書籍読み放題サービス」が終了したこともあり「近い将来に旅したい場所」として、世界の現地観光記事の発信を2020年6月1日以降、再開することにいたしました。
世界各地のまだ行ったことのない、あるいは再び訪れたい旅先の詳しい情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス禍収束後は、ぜひ旅にお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを、心より願っています。
シャンボール城の歴史
●シャンボール城の位置と歴史
シャンボール城はロワール地方の中心都市トゥール(Tours)から東へ約80kmの所にあります。カシ、シラカバなどが生い茂る森に囲まれた広大な敷地内にあり、ロワール地方最大のスケールを誇る城館です。