海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、フランスの世界遺産モン・サン・ミッシェル観光の最新情報をお届けします。一生に一度は行きたい憧れの地、モン・サン・ミッシェル。その三角形のシルエットは、フランスのシンボルのひとつといえます。季節や時間によって表情を変え、いつ見ても幻想的な景色。年間250万人が訪れるフランスで最も人気の観光地だからこそ、定番の見どころはおさえながら、裏技を駆使して、とっておきの思い出を作りたいもの。(文/オフィス・ギア、写真/オフィス・ギア、iStock)
モン・サン・ミッシェルの場所・行き方(主な交通手段)
モン・サン・ミッシェルは、フランス北西部に位置するノルマンディー地方にあります。パリからのアクセスはTGV+接続バスが一般的。いちばんおすすめの方法は、パリ・モンパルナス駅からTGVでレンヌRennes(所要2時間)まで行き、接続バス(所要約1時間10分)に乗ること。
■ALLER AU MONT-SAINT-MICHEL
・URL: https://keolis-armor.com/61-Aller-au-Mont-Saint-Michel.html
モン・サン・ミッシェル行きのバスは、レンヌの駅に隣接したバスターミナルから発車。チケット売り場は、レンヌ駅構内、バスターミナルとの連絡口にあります。
レンヌからのバスは、モン・サン・ミッシェルの対岸にある駐車場に着きます。降りてすぐのところに観光案内所があり、無料WCもあります。
駐車場から島の入り口まではいくつかアクセス方法があります。
【徒歩】約45分。かつての巡礼者の気分を味わうにはもってこいです。ただし、かなり時間がかかるので、日帰りの場合は時間配分に注意しましょう。
【無料シャトルバス】約12分。「ル・パスールLe Passeur」という名前のナヴェット(シャトルバス)が5~20分間隔で出ています。島側の停留所から島の入り口までは3分ほど歩きます。運行は7:30~24:00。
対岸から島に向かう途中、クエノン河口ダムで眺めを楽しむのもいいでしょう。モン・サン・ミッシェルを遠望する絶好のスポットで、シャトルバスも停車します。
島に着いたら、入口を進んで左側、郵便局と同じ建物にモン・サン・ミッシェルの観光案内所があります。日本語のマップも置いているので、もらっておきましょう。