【ワシントン】トランプ米大統領は20日に大統領選を巡り、自身の形勢不利を伝える世論調査の結果を側近と議論した。このときには既に新型コロナウイルスへの対応の修正を求める圧力が高まりつつあった。  議論の内容に詳しい関係者によると、大統領は20日の会合で政治顧問らとともに最新の複数の世論調査の結果について説明を受けた。大統領の新型ウイルス対応への不支持が広がっていることや大多数の国民がマスク着用を支持していることを示すデータについても説明があったという。  大統領の顧問はそれまでもマスク着用の呼び掛けは愛国的だと言い、トランプ氏に対応の再考をそれとなく促していた。