米国内ではこの週末にも警察の行動や人種差別に対する大規模な抗議活動が続き、数万人が参加した。一部では逮捕者が出ているほか、テキサス州オースティンでは射殺事件も発生した。黒人男性ジョージ・フロイドさんが警官の拘束下で死亡した5月25日の事件以降、全米各地では数多くの抗議活動が行われているものの、週末はその規模が拡大、暴力的な行動も増えた。参加者の多くはオレゴン州ポートランドをはじめとする各地での地元当局や連邦政府による行き過ぎた取り締まりに抗議の声を上げた。オースティンでの射殺事件は黒人運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」を支持する人々が集まった州議事堂近くで発生。警察やフェイスブックに投稿された動画によれば、1台の車が抗議活動参加者らに突入し、銃を持って近づいた男性に運転手が発砲した。警察によると、発砲した容疑者は拘束され、捜査に協力している。
米抗議活動が各地で暴徒化、射殺事件も
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