ローマ7つの丘の上に拓けたローマ。丘の上から市街を見下ろすこともできる ©iStock

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、“永遠の都”と称される古代都市「ローマ」の歩き方を紹介します。紀元前800年頃に拓かれたローマは、“永遠の都”と称される古代都市。古代ローマ時代の遺跡と中世のバロック建築物が混在する町並みは、世界でも唯一無二です。可憐なバロックの傑作と遺跡が織り成す町を歩いて、3000年の時空を超える歴史の旅へ出かけましょう!(文/グルーポ ピコ 写真/武居台三、iStock)

【はじめに】
 2020年6月19日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方ニュース&レポート』では、昨今の世界情勢をふまえ観光地情報の発信を抑制してきました。しかし、2020年5月31日で「期間限定の電子書籍読み放題サービス」が終了したこともあり「近い将来に旅したい場所」として、世界の現地観光記事の発信を2020年6月以降、再開することにいたしました。
 世界各地のまだ行ったことのない、あるいは再び訪れたい旅先の詳しい情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス禍収束後は、ぜひ旅にお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを、心より願っています。

ローマについて

ローマ空港や各都市からの鉄道が停まるテルミニ駅 ©iStock

●場所

 イタリアの中部、地中海に面した西海岸に位置しています。「すべての道はローマに通じる」と言われるとおり、今も昔もイタリア国内の交通の要衝。ヴェネツィアやフィレンツェ、ミラノ、ナポリなどイタリアの主要観光地へは鉄道で2~4時間でアクセスできます。