米国とオーストラリアは28日、外交・軍事面の協力強化で合意したと発表した。中国が攻撃的姿勢を強めていることと新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対応するための共同戦線を張った形だ。マイク・ポンペオ米国務長官は、中国政府による「技術分野支配の試み」と南シナ海軍事化の動きを豪州が拒絶していることを称賛した。豪州のマリース・ペイン外相は、両国が「死活的に重要なワクチンへのアクセス確保を含め、感染症の脅威の防止・対応の機会を模索するため、保健安全保障のパートナーシップによる協力拡大で合意した」と語った。さらに、「有害な偽情報への監視・対応のために」両国が作業部会を設置したことを明らかにした。