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頻繁に学校を休むことの長期的な影響が明らかに

 幼稚園から8年生(日本の中学2年生に相当)までの間に学校等を休む日が多いと、成人を迎えてから悪影響が現れる可能性のあることが、米オハイオ州立大学人間科学部のArya Ansari氏らによる研究で示された。幼稚園や学校を頻繁に欠席していた人は、20代前半のときに選挙で投票する率が低く、経済的問題を抱えている率が高く、学業成績は低い傾向のあることが示唆されたという。Ansari氏は、「今回の研究から、学童期や青年前期の不登校は大きな問題であり、後々、思いもよらない形で影響を及ぼし得ることが分かった」と述べている。研究結果の詳細は、「Journal of Youth and Adolescence」6月22日オンライン版に掲載された。

 この研究は、米国立小児保健・人間発達研究所(NICHD)の長期追跡研究であるStudy of Early Child Care and Youth Developmentのデータをレビューしたもの。対象者は、米国の10都市で、出生時から成人期まで追跡された648人(22〜23歳、54%が女性、86%が白人)である。Ansari氏らは、幼稚園から8年生までの間に対象者が幼稚園や学校を休んだ日数を確認し、また、対象者が22〜23歳であった2013〜2014年に、犯罪歴や逸脱行動から、子どもがいるかどうかや政治参加、経済的な問題に関することまでさまざまなことを、対象者に報告してもらった。