富裕層写真はイメージです Photo:PIXTA

富裕層ならではの習慣や思考法をひもとく本連載。今回は、数々の富裕層の執事を務めてきた新井直之さんが、自身の経験を踏まえて「超富裕層にたどり着く人」に共通する考え方の特徴を解説する。(日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役社長 新井直之)

超富裕層の考え方にある
“たった1つの特徴”とは?

 私は執事として、これまで多くの富裕層の方々にお仕えしてきました。その日常に寄り添い、意思決定の瞬間に立ち会う中で、常に感じてきたことがあります。

 それは、金融資産5億円以上の「超富裕層」と、一般的に富裕層と呼ばれる人々(金融資産1~5億円が目安)との間には、明確で埋めがたい思考の差が存在するということです。

 この差は、資産額の大小や肩書きの違いではありません。高級車に乗っているかどうか、どのエリアに住んでいるかといった表面的な要素でもありません。もっと深い部分、つまり「時間をどう捉え、どの時間軸で物事を判断しているか」という一点に集約されます。

 私はこの違いを説明するために、「資産と時間のエレベーター」という表現を用いています。

 重要なのは、このエレベーター自体は、特別な人だけのものではなく、誰でも乗ることができるという点です。しかし、その最上階まで行ける人は、極めて限られています。そして、その最上階に立っているのが、超富裕層なのです。