米フォード・モーターは4日、退任するジム・ハケット最高経営責任者(CEO、65)の後任にジム・ファーリー最高執行責任者(COO、58)を昇格させる人事を発表した。ファーリー氏は10月1日付でCEOに就任する。ハケット氏は来春まで顧問としてフォードに残る。ハケット氏は3年余り前から事業立て直しに取り組んできたが、利益は回復せず、株価も低迷が続いている。フォードは新型コロナウイルスの流行前から赤字の海外事業のてこ入れに苦戦を強いられていた。だが新型コロナの影響で工場の操業停止を余儀なくされ、多額の資金が流出した。その後、工場稼働率はコロナ前の水準をほぼ回復し、先週には7-9月期(第3四半期)に黒字を計上できるとの見通しを示唆した。
フォード、ハケットCEOが退任へ 後任はファーリー氏
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