貯金1000万円・75歳まで働いても生活苦に…62歳男性の家計の問題点
年金受給が間近に迫り、老後の生活が急に不安になる人が少なくありません Photo:PIXTA

年金受給が迫り
急に老後が不安に……

 年金受給が間近に迫り、「老後の生活は成り立つのだろうか」と不安になられる方が多くいらっしゃいます。50代から「ねんきん定期便」で受給額をなんとなく把握していても、暮らし方を真剣に考えることなく「なんとかなるだろう」と思って過ごしていた方に多いように感じます。しかし、いざ定年、老後が近づくと、これからの収入と生活費について急に現実的に考えるようになり、不安になってしまうのです。

 継続雇用制度を利用することで、老後資金計画が崩れてしまう人もいます。多くの会社では、60歳の定年で一旦退職金を受け取り、継続雇用で働き続けることができる場合はその受け取り後も65歳、70歳と会社で定められた年齢まで働く人が多いでしょう。継続雇用になると収入は減ることが多いですが、それでも収入があるということで「この先もためられるだろう」「少しくらい使ってもよいだろう」と思い違いをしてしまう人がいます。

 老後資金がある程度潤沢にある人ならまだよいのですが、あまりお金をためてこなかったのに、退職金で高級時計やブランド品などのぜいたく品を購入してしまったり、今まで行けなかった海外旅行にお金をつぎ込んでしまったりする人も……。残しておけば老後資金になったはずなのに、あれこれと使ってしまい蓄えがかなり減っているという人もいらっしゃいます。

 そして、「年金受給」が目前に迫った頃に老後資金の不足に気がつき、これから先の暮らしが急に不安になってしまうのです。