米労働省が発表した7月の雇用統計では、非農業部門就業者数(季節調整済み)が前月比176万3000人増加した。失業率は10.2%に改善した。  市場予想は就業者数が148万2000人増、失業率が10.6%で、予想よりも明るい結果となった。  7月の雇用増にもかかわらず、新型コロナウイルス流行で失われた雇用は、まだ半分も回復していない。  新型コロナウイルス流行で米国がリセッション(景気後退)入りする前の失業率は3.5%近辺と、50年ぶりの低水準だった。