新型レヴォーグプロトタイプ試乗会茨城県内の日本自動車研究所で実施された、新型レヴォーグプロトタイプ試乗会の様子 Photo by Kenji Momota

車体、サス、エンジンを刷新
初代との差がはっきり分かる

「なるほど、完全に別物なのか」

 機能を実体験し、また開発担当者から詳しい説明を受けて、次世代アイサイトの実態が分かった。

 スバルは新型「レヴォーグ」を2020年10月15日に発売する。これを受けて、茨城県内にある一般社団法人日本自動車研究所のテストコースで、報道陣向けにレヴォーグプロトタイプ試乗会が行われた。

アイサイトXの体験試乗テストコース外周路で行われた、アイサイトXの体験試乗 Photo:SUBARU

 レヴォーグは今回で2代目となる。初代が登場した2014年は、スバルが事業戦略としてアメリカシフトを取った時期だ。その中にあって、レヴォーグは「レガシィ」が継承してきたツーリングワゴン文化を守る、日本市場最優先モデルとして開発された。

 2代目はワイド&ローなフォルムとするも、日本での使用環境を考慮して車幅を1800mm以下に抑えた。エンジンは、初代の2.0リッターターボと1.6リッターターボの2本立てから、日本での使いやすさと燃費を考え新開発の1.8リッターターボとした。