石原さとみが垢抜けした
ヘアスタイルの最大の特徴

──石原さとみさんも、髪型を変えて垢抜けた女優さんの一人かなと思います。彼女の場合は、何が一番のポイントだったのでしょうか。

小西:石原さんの場合は、前髪をつくって垢抜けましたよね。

彼女をよく観察してみると、まず特徴的なのが、プルプルした唇です。そして、顔の形は、面長タイプではなく丸顔タイプ。丸顔タイプの方は、かわいらしい印象になりやすいです。

ただ、唇が厚く、プルプルしていると、色っぽい印象にもなりやすい。もともとかわいらしくて色っぽい雰囲気の人が、黒髪で長い前髪にしてしまうと、どちらかというとコンサバ寄りになってしまうんですね。となると、ちょっと「カッコいい系」の雰囲気も出てしまう。

石原さんの場合は、そこから肌の色に合わせ、ちょっとカラーをして髪のトーンを上げ、前髪をつくってかわいらしさをつくった。ただ、厚すぎず、ちょっと薄めの、今っぽい前髪ですね。プラス、ツヤツヤした質感のいい髪になった。やっぱり垢抜けるためには「質感」ってすごく大事なんです。石原さんは、ツヤのある「質感」と「前髪」が組み合わさって、それがベストマッチしたから、今があるんですよね。

たぶん石原さんの場合は、ショートにするとボーイッシュな感じになって、テイストに合わないからやらないんでしょうね。きっと髪型に飽きることもあるはずなんですけど、「自分に似合う髪型は、これとこれとこれ」ってある程度把握してるから、やらないんだと思います。

だから、男性でも女性でも、まずは「自分にはこれが似合うんだな」という傾向を把握する。そして、自分が求めるテイストが変わらないように工夫するといいと思います。

僕も、お客様に「自分をどう見せたいですか?」とよく聞くんです。かわいい系がいいのか、キレイ系がいいのか、カッコいい系がいいのか。