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コロナ禍の自粛生活のストレスやテレワークの長期化に伴い、肉体的疲労と精神的疲労の両方に有効な「アクティブレスト(Active Rest/積極的休養)」という疲労回復方法が注目を集めています。今回は、調理師免許と管理栄養士の資格を持ちながら、パーソナルトレーナーとしてトレーニング指導にもあたる西巻草太氏が、自宅でできる簡単なトレーニング方法や食事で気を付けるべきポイントを紹介します。(管理栄養士、パーソナルトレーナー 西巻草太)

西巻草太(にしまき・そうた) 1988年、秋田県生まれ。管理栄養士、パーソナルトレーナー。大学卒業後は委託給食会社に勤務、病院給食の調理業務などを経て、2013年より城東社会保険病院(現JCHO東京城東病院)栄養科に勤務。2015年より、JCHO東京山手メディカルセンター栄養管理室に異動し、入院患者の栄養管理と外来栄養指導に従事する。主に生活習慣病の栄養指導を担当していくなかで、病気になる前の正しい食事習慣の構築、カラダ作りの必要性を痛感し、2018年よりパーソナルトレーナーとして活動している。

軽めの運動が全身の血行を改善し
疲労物質を除去してくれる

「アクティブレスト(Active Rest/積極的休養)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、もともとはスポーツの世界で使われ始めた疲労回復法です。体が疲れているときにあえてランニングやストレッチなど軽めの運動を行い、全身の血行をよくすることで疲労物質の除去を促すというのが、その基本的な考え方です。

 もちろん、このアクティブレストは日常生活にも応用可能です。しかも、アクティブレストは、肉体的疲労だけでなく精神的疲労の回復効果も期待できます。コロナ禍のなかで体を動かす機会が減って運動不足に陥っていたり、長引く自粛生活でストレスをためたりしている際には、このアクティブレストをぜひ試してみてほしいですね。

 まず、なぜアクティブレストが肉体的・精神的疲労双方の回復に効果的なのかを解説しましょう。肉体的疲労は末梢性疲労とも呼ばれ、肉体労働や立ち仕事などによる筋肉疲労の他、逆にデスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることによる血行悪化がその原因という場合もあります。それこそ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてテレワークをしている人なら、後者のケースで末梢性疲労をためてしまっている人もいるはずです。