英国のデジタル起業家で旅行ブロガーのクリス・スティーブンスさんは1カ所に根をおろすような人間ではない。過去10年に40カ国を訪問した。最近はオーストラリアでガールフレンドとともに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を乗り切っている。2人は今、彼らのようなリモートワーカー(遠隔労働者)を引きつけるために作られた特別な新しいビザ(査証)を使ってカリブ海の島国バルバドスに行き、少なくとも1年滞在することを検討している。  7月に発表されたビザ「バルバドス・ウエルカム・スタンプ」は、外国人が無税で1年間バルバドスに住み、働くことを認める。このビザは安くはない。