米アップルは8日、人気ビデオゲーム「フォートナイト」の開発元エピック・ゲームズがゲームアプリに課金システムを導入したのは契約違反だとして、同社を逆提訴した。両社の対立は激しさを増しているアップルはエピックに対する懲罰的損害賠償金と、不公正とする商慣行の差し止めを求めた。エピックは4日、アップストアでのフォートナイト配信再開を求め、申し立てていた。アップルは「エピックによる訴訟は、金額に関する基本的な対立にすぎない」とした上で、「エピックは現代企業のロビンフッドを演じているが、実際には、アップストアを通じて得る莫大(ばくだい)な価値に対する支払いを拒んでいるだけの巨大企業だ」と主張した。ことの発端は、エピックは8月13日にフォートナイトのアプリに課金システムを導入。これはアップルとグーグルが自社アプリ内の購入に対し課している30%の手数料を回避するもので、その直後、アップルとグーグルは規約違反を理由にアプリのマーケットプレイスからフォートナイトを削除した。エピックは両社が反競争法的だとしてカリフォルニア州連邦裁判所に提訴していた。
アップル、「フォートナイト」開発元エピックを逆提訴
有料会員限定
あなたにおすすめ