ウィリアム・バー米司法長官は、先週行った全米の連邦検察当局との電話会議で、暴力的なデモ参加者を積極的に摘発し、政府転覆を企てた罪で起訴することも検討するよう求めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。バー氏は、11月の大統領選挙が近づくにつれ、各地で暴力的なデモが悪化する可能性があると警告。州法が適用できる場合でも、めったに使われない扇動法など連邦法の適用を検討するよう検察当局に求めた。ドナルド・トランプ大統領が抗議デモへのより広範な取り締まりを選挙活動での重要な問題として取り上げる中、バー氏が数カ月に及ぶ人種的不正義への抗議行動に関連した犯罪の取り締まりを優先していることが浮き彫りとなった。検察当局は、どの法律を適用するかについて幅広い裁量権を持っている。
米司法長官、デモ参加者への扇動罪適用検討を要請
有料会員限定
あなたにおすすめ