ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が毒を盛られた事件を巡り、支持者らは17日、同氏が体調急変前に滞在したホテルの部屋で見つかった飲料水ボトルに神経剤「ノビチョク」が微量含まれていたと発表した。ナワリヌイ氏のインスタグラムに17日投稿された発表文によると、同氏が先月モスクワに向かう機内で倒れた後、支持者らは同氏が直前に滞在していたホテルを訪れて飲料水ボトル3本などを回収した。ボトルはドイツの軍研究所に送られ、微量のノビチョクが含まれていることを科学者が確認したという。発表文では、ホテルの部屋を出て空港に向かう前に毒を盛られたことがこれではっきりしたとしている。ナワリヌイ氏の広報を担当するキラ・ヤルミシュ氏はこれまで、空港のカフェで飲んだ茶に毒物が含まれていたとの見解を示していた。
神経剤「ノビチョク」、ナワリヌイ氏宿泊先に痕跡 支持者発表
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