米アップルと世界的人気ゲーム・フォートナイトのエピックが鋭く対立している。アップルがアプリ提供者に課す、売り上げの30%という手数料率が高すぎるとして、エピックがより料率の低いゲームストアを展開したのだ。アップルの「支配からの解放」を叫ぶエピックは、次代の支配者になる実力を秘める。両者の対立の背景に迫った、AERA 2020年9月28日号の記事を紹介する。
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エピックがここまで真っ向からアップルに対抗できる背景には、大きく二つの事情があるようだ。ゲームを中心にアプリ業界に詳しいKADOKAWAの浜村弘一シニアアドバイザーは「クラウド技術の進歩で誰もがプラットフォーマーになれるようになった」ことを強調する。