就活戦線#1
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新型コロナウイルスの感染拡大は企業業績に大きな影響を与えている。長年続いてきた新卒採用の「売り手市場」は終わりを告げ、冬の時代が近づいている。特集『2021年就活戦線』(全6回)の#1では、大きく変貌した2021年3月新卒採用市場を最新データとともに振り返る。(ダイヤモンド・ヒューマンリソース 経営企画室 室長 高村太朗)

「週刊ダイヤモンド」2020年10月3日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

新型コロナでマーケット激変
売り手市場は終焉!今後は?

 新型コロナウイルスの感染拡大は、2021年新卒の就職・採用戦線にも二つの大きな変化をもたらした。「売り手市場の終焉」と「就職・採用活動のオンライン化」だ。

 ダイヤモンド・ヒューマンリソースが行った、企業を対象とした採用アンケート調査では、コロナの影響で採用予定人数を当初から「減らした」企業は20.3%。採用人数の多い従業員501人以上の企業に限定すれば、実に4社に1社(26.1%)に上る。

 企業の新卒採用計画は、長らく前年より「増加」させる企業が「減少」させる企業を上回ってきたが、21年卒調査では「減少」(28.2%)が「増加」(14.0%)を11年卒調査以来10年ぶりに上回った。見通しの立たない環境下で採用予定数も減った。そもそも採用予定数を「必達目標」ではなく、「上限目安」とする企業も現れた。