米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーのテーマパークは、太陽の光あふれる場所に立地している。だが、その事業は長い冬に入っているようだ。問題は29日遅く、具体的な形で告知された。ファミリー向けエンターテインメント企業の代表格であるディズニーが米テーマパーク部門で従業員約2万8000人を削減する計画を明らかにしたのだ。この数は新型コロナウイルスが流行する前の従業員数(22万3000人)の約13%に相当する。だが、解雇対象となった人の約3分の2がパートタイム従業員だったことや、ほぼ全員が4月以降一時帰休中だったことを考えれば、同社のコスト節減効果は限定的なものになる可能性がある。ディズニーの30日の株価は1%安だった。