米ファストフードチェーン「サブウェイ」が使用するパンはパンに該当するか――。アイルランドの最高裁判所は29日、同社フランチャイズ店舗の課税を巡る裁判で、同社のサンドイッチに使われるパンの生地には糖分が多く含まれているため、付加価値税(VAT)法が適用されるとの判断を下した。判決によると、1972年に制定されたVAT法でパンと定義されるには生地に含まれる糖分の比率を2%未満にする必要がある。この基準を満たしていればVATの対象外となる。ドナル・オドネル判事は、サブウェイのパンの生地には10%の糖分が含まれていると述べた。