黒人男性ジョージ・フロイドさんが5月25日に警察による拘束中に死亡した事件を巡り、第2級殺人罪で起訴されていたミネソタ州ミネアポリスの元警察官が7日、100万ドル(約1億0600万円)の保釈金を支払い保釈された。元警察官のデレク・ショービン被告(44)は5月31日に逮捕され、郡の留置場から州の施設に移送されていた。被告は長時間にわたりフロイドさんの首にひざを押し付けて殺害した容疑で起訴されている。事件の様子は近くにいた人が動画に収めてソーシャルメディア(SNS)上で拡散され、今年夏にミネアポリスだけでなく全米各地で抗議や暴動が起きるきっかけとなった。ショービン被告は罪状認否をまだ行っていない。同被告の弁護士らは、フロイドさんが警察官による扱いではなく、致死量に値する合成薬物フェンタニルを接種したことで死亡したと主張しており、起訴取り下げを求めている。
黒人暴行死、元警官が保釈 保証金1億円
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