麻薬
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 麻薬性鎮痛剤の依存症だった母に薬を与えていた父。高校生の娘が帰るのは、使いまわした注射器が散らばった家だった……。

 おおたわ史絵さんの新刊『母を捨てるということ』には、これまで誰にも明かしてこなかった家族の歴史がつづられている。そのなかに「誤解」という見出しがある。依存症、なかでも薬物依存症は偏見をもって語られることが多い。依存症に陥った母を最も近くで見つづけてきたおおたわさんは、その誤解が依存症からの回復の妨げになっているという。