【ワシントン】4年前には首都ワシントンにオフィスすらなかったフロリダ州のロビイスト、ブライアン・バラード氏は、トランプ米政権下で同業者を上回る飛躍を見せている。  バラード氏はドナルド・トランプ大統領の選挙陣営や就任式向けに数百万ドルを調達した後、2017年初めにホワイトハウスから数ブロックの位置にオフィスを開設した。公的文書によれば、十人ほどのロビイストが所属するバラード・パートナーズはそれ以降、米企業や外国政府などのクライアントから7500万ドル(約78億円)を集めた。  バラード氏個人は300以上の政策案件について、122のクライアントの代理人を担当。