ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2020年11月提供開始の『億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!! 年収400万円+副収入でプチリッチになる』。預金・株・不動産の知識と「お金に愛される法則」を身につけてちょっと贅沢のできるプチリッチを目指しましょう!
はじめに
吉川英一 著
定価1572円
世の中が不景気になると、書店には俗にいう「金持ち本」がうず高く積まれて、あなたに「お金持ちになろう!」と呼びかけます。でも、日本でお金持ちを目指すのはそんなに簡単なことではありません。はっきりいいますが、あきらめてください(笑)。なぜなら、日本は先進国の中で法人税率の一番高い国だからです。
「お金持ち」というからには、少なくとも億万長者を目指そうということになりますが、現実的に考えて、ミリオネアになるには、会社をつくって社長になるしかありません。個人では課税所得金額で1800万円を超えると、すぐに最高税率40%に届いてしまいます。住民税も10%かかってきます。何かしら事業をするわけですから、3~5%の事業税も納めないといけません。ですから、億万長者になりたかったら、会社をつくるしかないのです。
でも、その会社も利益が出てくると、やはり実効税率は40%を超えてしまいます。そうなると、お金持ちになるために借金までして、リスクを背負って頑張っているのに、冷静に考えれば、税金を払うために働いているようなものです。社員を雇用すると、厚生年金や健康保険、雇用保険や労災保険の保険料負担も重くのしかかってきます。景気がいいときは売り上げも収益も伸びますから問題ないのですが、歯車が逆回転した場合は途端に苦しくなってしまいます。