コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度のカフェ・レストラン編だ。
コメダ堅調、ドトール、サンマルクは苦戦
カフェ・レストランの主要3社が発表した9月度の業績データ(既存店売上高など)は、以下のような結果となった。
9月度のドトール(ドトール・日レスHD)の既存店売上高は、28.2%減(対前年同月比、以下同)だった。 サンマルク(サンマルクHD)も23.3%減だった中、コメダ珈琲(コメダHD)は新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、初めてFC(フランチャイズ)向け卸売売上が1.0%増と前年実績を上回り、堅調さをアピールした。
それでは、月次業績データにおける直近3カ月の平均値を基にした最新の業界天気図とともに、月次の推移をデータで振り返り、コロナ禍からの回復状況を見ていこう。