コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度の広告編だ。
博報堂HD、雑誌広告41.9%減!新聞・テレビ広告収入も不調
博報堂DYホールディングス〈HD〉傘下の主要広告子会社3社(博報堂、大広、読売広告社の合計値)が発表した9月度の月次業績データ(広告収入)4指標は、以下のような結果となった。
新聞広告収入は、0.5%減(前年同月比、以下同)、テレビ広告収入は12.6%減、ネットメディア広告収入は2.7%減だった。
そして、群を抜いて激減しているのが雑誌広告収入である。41.9%減まで落ち込んだ。