コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと表れていることが分かる。前年同期と比べた月次業績データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度のその他サービス編だ。
QBハウスとタイムズは不調、洗車のキーパーは15.3%増
その他サービスカテゴリーの主要4社が発表した9月度の月次業績データ(パーキング業績、既存店売上高、国内売上高など)は以下の結果となった。
写真館チェーンを展開するスタジオアリス(スタジオアリス)の9月度における国内売上高は1.9%減(対前年同月比、以下同)、タイムズ(パーク24)のパーキング業績は、10.8%減だった。
4社の中で最も厳しい状況にあるのが理容店を展開するQBハウス(キュービーネットホールディングス〈HD〉)である。既存店売上高は21.7%減まで落ち込んだ。
その一方で、絶好調なのが洗車やコーティングサービスを展開するキーパー(KeePer技研)である。コロナ禍の中でも既存店売上高が15.3%増というすさまじい伸びを見せた。