コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度の居酒屋チェーン編だ。
ワタミ49.4%減、鳥貴族22.8%減の窮地
テンアライドやコロワイドも苦境
居酒屋チェーンの主要4社が発表した9月度の月次業績データ(既存店売上高など)は、以下の結果となった。
9月度のコロワイドグループ(コロワイド)の既存店売上高は、21.6%減(対前年比、以下同)だった。また、鳥貴族は22.8%減、テンアライドは47.0%減となった。
4社のうち最も厳しい結果となったのはワタミで、国内外食事業(既存店)の売上高が49.4%減とほぼ半減している。