コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度の自動車編だ。
スズキ「独り勝ち」の理由
マツダや日産、ホンダも厳しい
自動車メーカーの主要5社が発表した9月度の月次業績データ(国内販売台数)は、以下の結果となった。
9月度のマツダの国内販売台数は26.1%減(対前年同月比、以下同)、日産自動車の国内販売台数は20.3%減、ホンダは18.6%減、トヨタ自動車は8.2%減だった。
一方、スズキは国内販売台数1.5%増と「独り勝ち」だった。