2位はモノタロウ(MonotaRO)で、9月度の売上高は同116.6%を記録した。主力は、事業者向けの工場・工事用、自動車整備用等の間接資材の通信販売であるものの、コロナの影響で、最近は個人客が増加して収益を下支えしている模様だ。

 その好調ぶりを市場も大いに評価しているようで、時価総額の変化率を見てみると、コロナ前の2020年1月末から同年9月末までに95%増加。コロナ禍を機に企業価値をほぼ倍増させている。

 3位は洗車サービスやコーティングサービスを展開するキーパー(KeePer技研)で既存店売上高は同115.3%だ。キーパーは9月度のみならず、緊急事態宣言が解除された5月以降、好調を維持している。

 8月の決算発表時には「新車の購買を少しためらうような風潮が続いている」と分析。「『今の愛車をもう1年、もう1車検、キレイにして、大切に乗ろう』と、高価格帯のコーティングを買われるお客様が多くなっている」と述べている。

 4位はしまむらで同111.1%、5位はユニクロ(ファーストリテイリング)で同110.0%と続き、明暗分かれるアパレル業界の中でも2社の好調さがうかがえる。

 しまむらは「リラクシングウェアやスポーツウェアは、巣ごもり需要により引き続き好調」だったという。ユニクロは、9月は中旬まで気温が高かったことから「夏物商品や在宅需要にマッチした商品、エアリズムマスクの販売が好調だった」という。

 さらに、その2社に続く6位には業界の革命児とも評されるワークマンが同109.6%でランクインしている。

 他にも、8位のくら寿司は映画「鬼滅の刃」とのコラボレーション企画がヒットして、他のすしチェーンを圧倒するなど、同じコロナのダメージを受けながらも、会社や業界によってその程度の差が如実に表れている。

 トップ10内に顔をのぞかせるブランド・企業のほとんどが、コロナ前の時価総額を超える結果となった。一方、9月度の業績が振るわなかったブランド・企業はどこだろうか。