小泉環境大臣もツッコミ入れた「電力容量市場の初取引」大揉めの裏事情
小泉進次郎環境相は、電力業界の“外野”であるにもかかわらず、容量市場のあり方にツッコミを入れた Photo:Bloomberg/gettyimages

将来の電力の供給力を確保する「容量市場」の初取引を巡り、新旧電力業界が大もめにもめている。電力業界の“外野”であるはずの小泉進次郎環境相までツッコミを入れる事態に発展。いったい、何が起きているのか。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

小泉環境相が初取引にツッコミ
「再エネ主力電源化の政府目標と矛盾する」

「政府全体の再生可能エネルギーを主力電源化するという大目標に矛盾しかねない」。小泉進次郎環境相は10月2日の閣議後の記者会見で、自ら「容量市場」を取り上げ、問題点を強調した。

 容量市場とは、将来における発電所の電力供給能力を確保するために、発電所の供給力(キロワット)を取引する市場のことを指す。2016年4月に始まった電力小売り全面自由化を中心とする電力システム改革の一環で創設されたもので、経済産業省の管轄だ。

 容量市場の初オークションが7月に行われ、その結果が9月中旬に公表された。この結果について、新旧電力業界がもめにもめている。環境省は管轄外であるにもかかわらず、小泉氏までもツッコミを入れた。

 いったい、何があったのか。