ビジネスパーソンが最も後悔していることは「結婚」だった!仕事以上に人生最大の分かれ道となる結婚で、多くの人は何を後悔しているのか。1万人インタビューからわかった、後悔が集中する結婚生活の地雷と、うまくいっている夫婦の対処法を紹介する。

結婚こそ、
ビジネスパーソン最大の後悔テーマ

 私は新卒で入社したリクルートで新規顧客開拓部隊に配属され、中小企業の経営者や大手企業の部長クラスと面談するのが日々の業務でした。リクルート社内でも、諸先輩から少しでも売れる営業の秘策を聞き出そうと手当たり次第に聞きまくっていましたし、リクルートを退職後は、オーダーメイド型の企業研修会社を創業したことから、数多くのビジネスパーソンの生の声に触れるのが日常でした。

 これまで話を聞いてきた人の累計は、軽く1万人を超えるはずです。その1万人のインタビューからわかったのは、実は多くの人が「同じ後悔」をしていたということでした。

 後悔しない人生を送りたいというのは誰もが願うことだと思いますが、実際のところ、ほとんどの人は同じような失敗を繰り返し、それを悔やんでいるのです。

 同じことを後悔しているというのは、多くの人が同じ壁の前で判断や選択を間違えたということです。これは反面教師以外の何ものでもありません。

 1万人から聞いた後悔は、仕事から日常生活、人間関係、子育てまでさまざまですが、実は、どの年代にも共通する最大の後悔テーマこそ「結婚」です。

 ビジネスパーソンにとって、人生という広い視点から考えれば、仕事以上に結婚に後悔が集まりやすいことは事実です。先人たちが自らの人生を振り返ったとき、結婚こそ良くも悪くも人生を左右した最大の要因だったという思いがあるのです。

 結婚を機に人生にレバレッジをかけてグングン成長していける人と、逆に結婚によってスポイルされ、家庭でも職場でもダメになっていく人がいます。結婚こそ、人生最大の分かれ道、ターニングポイントだといえるのです。

 では、結婚において、先人たちは何を後悔しているのでしょうか?