米ゴールドマン・サックス・グループでは12日、60人が共同経営者(パートナー)に昇格した。デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)が、色あせてしまった「ウォール街最高のエリートクラブ」としての輝きを何とか取り戻そうとする中、今回のパートナー昇格者の数は過去20年で最も少なくなった。今回の昇格者の職種は過去数年よりも多様化しており、プログラマーの割合が多くなっている。それでも大半を占めるのはトレーダーとディールメーカーだ。彼らは、ゴールドマンにとって不透明な時期に昇格することになる。ゴールドマンは、同社のアイデンティティーと実力ある人材を失うことなく、「ウォール街のパワーハウス」から「金融のスーパーストア」へと変貌しようとしている。