コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度の広告編だ。
博報堂HD、雑誌広告40.9%減!テレビ広告収入も不調
博報堂DYホールディングス(HD)傘下の主要広告子会社3社(博報堂、大広、読売広告社の合計値)が発表した10月度の月次業績データ(広告収入)4指標は、以下のような結果となった。
新聞広告収入は、前年同月比100.8%(0.8%増)、ネットメディア広告収入は、同101.1%(1.1%増)と昨年より微増していた。
一方で、9月度に引き続き不調なのがテレビと雑誌だ。テレビ広告収入は同90.7%(9.3%減)、雑誌広告収入は同59.1%(40.9%減)まで落ち込んだ。