コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、10月度のドラッグストア編だ。
マツモトキヨシがコロナ禍で通期業績予想を
上方修正できた理由
ドラッグストアの主要5社が発表した10月度の月次業績データ(既存店売上高や国内ドラッグストア売上高)は、以下の結果となった。
10月度のマツモトキヨシ(マツモトキヨシホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は、前年同月比104.4%(4.4%増)、ツルハ(ツルハHD)は同92.5%(7.5%減)、ウエルシア(ウエルシアHD)の国内ドラッグストア売上高は、前年同月比110.5%(10.5%増)、コスモス薬品の既存店売上高は同112.5%(12.5%増)だった。
最も好調だったのはサンドラッグで、10月度の既存店売上高は同121.6%(21.6%増)だった。