筆者は、前回の記事で「東京もスマホでの申し込みが多くなる上、すべて先着順なので誰にでも優しい販売方法とは到底言えない」と指摘した。さらに「大阪、京都、愛知などのように、Web申し込みは希望者が殺到して『サイトがつながらなかった』『申し込もうと思っても申し込むことができず、結局買えなかった』というクレームが非常に多い」ことを紹介した。

 その後、京都、兵庫、愛知では不公平感をなくすため、Webもはがきも最終販売時には、先着順から抽選に変更している。

 他府県の状況を見て、東京も販売開始直前(10日前)になって急きょ先着順を抽選方式に変更したのだろう。だが、あまりにも唐突であり、事務局側の準備不足がかえって混乱を招くことを懸念している。

 しかも、13日には事務局への取材で驚きの事実を知った。それは「抽選により引換券を獲得できたとしても、食事券を購入できないことがある」ということだ。

 アナログ食事券(紙食事券)については、先着順のスマホも抽選の専用はがきも、たとえ引換券を獲得したとしても、それは単に「購入する権利を得ることができただけで、購入できるとは限らない」というのだ。

 その理由について事務局は、販売所で販売される食事券の枚数は決まっている(枚数は非公表)ので、販売所に並んで購入しようとしても、予定していた枚数に達すれば、その販売所での販売は終了するからだと説明する。

 他府県の場合は、ファミリーマート等で印刷用紙さえあればその場で必要な枚数だけ印刷できる。だが、東京の場合は「あらかじめ販売所に印刷された食事券を配布する」ことになるので、購入者が殺到する販売所では、物理的に食事券がなくなってしまう恐れがある。